小説制作所

兼業ライターが映画を語っています。

スリー・ビルボード

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田舎の人間ドラマが描かれる

 50/100

 

あらすじ

 2017年・第74回ベネチア国際映画祭脚本賞、同年のトロント国際映画祭でも最高賞にあたる観客賞を受賞するなど各国で高い評価を獲得し、第90回アカデミー賞では主演女優賞、助演男優賞の2部門を受賞したドラマ。

 米ミズーリ州の片田舎の町で、何者かに娘を殺された主婦のミルドレッドが、犯人を逮捕できない警察に業を煮やし、解決しない事件への抗議のために町はずれに巨大な3枚の広告看板を設置する。それを快く思わない警察や住民とミルドレッドの間には埋まらない溝が生まれ、いさかいが絶えなくなる。そして事態は思わぬ方向へと転がっていく。

 娘のために孤独に奮闘する母親ミルドレッドをフランシス・マクドーマンドが熱演し、自身2度目のアカデミー主演女優賞を受賞。

 警察署長役のウッディ・ハレルソンと差別主義者の警察官役のサム・ロックウェルがともにアカデミー助演男優賞候補となり、ロックウェルが受賞を果たした。

 監督は「セブン・サイコパス」「ヒットマンズ・レクイエム」のマーティン・マクドナー

 

簡単な説明

 

『BAFTA英国アカデミー賞 2018』5冠達成作品。

 ニュースにもなったので、映画好きなら、知らない人はいないだろう。

 人種差別において賛否両論があるみたいだが、田舎のドラマという感じ。

 コメディな部分はあるものの、全面的にシリアス社会派なので、ストレス解消には向かないと思う。

 

 娘を殺された主人公ミルドレッドは、警察に訴えるために3枚の看板を設置する。

『なぜウィロビー署長』

『犯人逮捕はまだ?』

『レイプされて死亡』

 警察はミルドレッドに、看板を取り下げるように訴えるが、拒否される。

 人格者の署長は犯人逮捕のために動き出すが、癌のために人生を悲観し、自殺してしまう。

 住民たちは、署長の自殺はあの看板のせいだと言い始めるが・・・。

 

 ミステリーやアクション要素はなく、人間ドラマを魅せてくれる。

 ミルドレッドが疑心暗鬼にとらわれ、道を外していく姿はもの悲しい。

 明らかになっていく事実に、憤慨を隠せなくなっていくだろう。

 ラストをどう感じるか、すくなくとも、私はハッピーエンドだと思っている。

 

 

予告映像