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ジョン・ウィック パラベラム

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 ストーリーは捨てアクションを見よ

 60/100

 

あらすじ

 

 キアヌ・リーブスが伝説の元殺し屋に扮し、銃とカンフーを融合させた「ガン・フー」や車とカンフーを合わせた「カー・フー」など、これまでにないアクション要素を盛り込みヒットした「ジョン・ウィック」シリーズの第3弾。

 

 前作で怒りのあまりに、一流殺し屋が集う「コンチネンタルホテル」の掟である「ホテル内で殺しはおこなってはいけない」を破ってしまったジョン。

 

 聖域から追放された彼を待っていたのは、組織による粛清の包囲網だった。刺客たちがさまざまな殺しのスキルを駆使し、賞金首となったジョンに襲いかかる。

 

 傷だらけとなったジョンは、かつて「血の契約」を交わしたソフィアに協力を求め、カサブランカへと飛ぶが……。

 

 監督は前2作から続投のチャド・スタエルスキが担当。

 

 イアン・マクシェーンローレンス・フィッシュバーンら前作からのキャストに加え、オスカー女優のハル・ベリーが謎の女ソフィア役で出演。

 

簡単な説明

 

 ジョン・ウィックシリーズ第3弾。

 キアヌ・リーブス演じる殺し屋が、多彩なアクションを見せてくれる。

 今回は犬や家など、復讐ではなく、追う側から追われる側になっているので、怒りの原因はない。

 組織関係はごちゃごちゃしているが、世界観を楽しめばよい。

 

 前作、聖域指定されているコンチネンタルホテルで殺人を犯してしまい、高額な賞金をかけられるジョン。

 犬をホテルに預け、ジョンは古巣であるルスカ・ロマで、カサブランカ行きの船を手配してもらう。

 そこでソフィアに頼み、主席連合の首相の居場所を知っている、古きボスに会いに行く。

 一方、裁定人と呼ばれる女がジョンと関わった人間たちを訪ね、凄腕の暗殺者たちが動き出すが・・・。

 

 次々と都合良くあらわれる友人や組織にストーリーのあらを感じるものの、大半の観客はアクションが観たいので、気にならない人は気にしないだろう。

 シリーズ3までくると、前作との関連性があるものの、「ああ、この人いたなぁ」程度でよい。(ほぼアクションで尺を使ってるため)

 私が気に入らなかった点は2つ。

 犬や家を殺され、組織に反したはずのジョンが、急に信念を揺るがせたこと。(これは映画の最後でその報いがくる)

 敵がジョンのファンだと言い始め、攻撃の手を緩めたこと。(なぜか日本人:スピード感が死んだ)

 あまりすっきりした終わり方ではなかったものの、ラストのシーンから判断するに、続編に期待である。

 

予告映像

 

 映画ノベライズ

 

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