小説制作所

兼業ライターが映画を語っています。

ドクター・スリープ

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 父さんぼく覚醒したよ

 50/100

 

あらすじ

 

 スタンリー・キューブリック監督がスティーブン・キングの小説を原作に描いた傑作ホラー「シャイニング」の40年後を描いた続編。

 

 雪山のホテルでの惨劇を生き残り大人へと成長したダニーを主人公に、新たな恐怖を描く。

 

 40年前、狂った父親に殺されかけるという壮絶な体験を生き延びたダニーは、トラウマを抱え、大人になったいまも人を避けるように孤独に生きていた。

 

 そんな彼の周囲で児童ばかりを狙った不可解な連続殺人事件が発生し、あわせて不思議な力をもった謎の少女アブラが現れる。

 

 その力で事件を目撃してしまったというアブラとともに、ダニーは事件を追うが、その中で40年前の惨劇が起きたホテルへとたどり着く。

 

 大人になったダニーを演じるのはユアン・マクレガー

 

 監督・脚本は「オキュラス 怨霊鏡」「ソムニア 悪夢の少年」やキング原作のNetflix映画「ジェラルドのゲーム」といった作品を手がけてきたマイク・フラナガン

 

簡単な説明

 

 キューブリックが監督した『シャイニング』の続編。

 40年後ということで、子供だったダニーもオッサンになっている。

 前半は日常パート。後半はあのオーバールックホテルが舞台となる。

 前作の映画『シャイニング』を観ていることは必須で、そこから多くのなつかしい人物がCG、もしくはそっくりさんで登場している。

 キューブリックの映像をオマージュしたシーンがあるが、凡人は天才を超えられないので、期待しないほうがよい。

 

■ 前作の記事

inaba20151011.hatenablog.com

 

 1980年。とある少女がローズと名乗る女に殺される。

 同じ時代。狂った父親から逃げ出したダニーは、幽霊となったハロランの力を得て、シャイニングの能力に覚醒する。

 それから時が流れ、大人になったダニーは、過去のトラウマから父親と同じアルコール中毒になり、自堕落な生活を送っていた。

 8年後、なんとか更生したダニーは、黒板に『レッドラム』という文字を見つける。

 それを書いた少女アブラがダニーのいる町にやってきて、子供を殺害している連中を知っていると言い出すが・・・。

 

 この映画は賛否両論がある。

 なぜなら、前作の『シャイニング』は日本的ホラーだったのに対して、今作は超能力者バトルにジャンル変更されているからだ。

 残酷シーンはあるものの、ホラーは脅かし要素ぐらいとなり、メインは超能力者同士の争いである。

 さらに、後半のオーバールックホテルから、よくわからない会話が多くなる。

 前作の『シャイニング』を観れば十分だと思うが、完全版を求めるのなら、原作小説、ドラマ版シャイニングを観るのもいいかもしれない。

 大人になったダニーが、実は狂っていたのではなく、アルコール中毒で精神が非常にもろかった父親と対峙したとき。

 彼の答えはシリーズの精算となるだろう。

 

予告映像

 

 映画ノベライズ

 

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