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あらすじ
逃げ場のない森の中で食人鬼に襲われる恐怖を描き、2003年の第1作からシリーズ計6作が製作されたスプラッターホラー「クライモリ」をリブート。
キャンプをするため友人5人とともにバージニア州の小さな町レンウッドを訪れたジェンは、アパラチア山脈の自然歩道を満喫していた。
しかし、好奇心からコースを外れて森の奥に入っていった一行は道を見失い、やがて突然転がり落ちてきた倒木に1人が頭を潰されて死んでしまう。
気がつけば周囲には数々の罠が張り巡らされており、彼らは森の中に捕らわれてしまう。
6週間後、消息を絶った娘のジェンを捜しに父親のスコットがレンウッドにやってくるが……。
オリジナル版を手がけた脚本家アラン・B・マッケルロイが今作でも脚本を担当。
簡単な説明
近親相姦による奇形と化した食人集団に襲われるスプラッターホラー『クライモリ』の再構築版。↓(リブート前の『クライモリ』)
『クライモリ』自体は6作品もシリーズが続き、偽物も作られるほどのヒット作品。(他の視聴者さんが原題が『クライモリ』で間違いないよ。って言っているのは、偽物じゃないよって意味)
田舎にきた若者たちが「行くな」と言われる場所に行って、やっぱり襲われるというホラー映画のド定番のパターンである。
人気ゲーム『バイオハザード』を作った制作スタッフも着手しているということで話題となった。
スコットは、行方不明となった娘を探しに、田舎にやってきていた。
6週間前。
ジェンたち6人の若者たちがハイキングをするために、田舎町にきていた。
ハイキングをする前に「ハイキングはルート通りに歩いたほうがいい」と忠告を受けたにもかかわらず、道を外れてしまうジェンたち。
山道を歩いていると、突然大きな木が山の上から転がってきたが・・・。
リブート前の『クライモリ』は奇形の食人集団の奇怪な生活様式を見ることができたが、今作の『クライモリ』はだいぶ違う内容になっている。
あきらかに怪しい田舎の村人たちなのだが、実は『新国家』なるものが存在していることが後半でわかる。
スプラッターなシーンもあり、バイオハザードやリブート前の『クライモリ』のオマージュもあるので、2作品を知っている人なら楽しめるだろう。
ただし、2作品を知っている人ならば、逆に目新しさはないため、前半はワクワク感があるが、後半は少しダレる内容になっている。
特に主人公のジェンがひどい目に会うので、女性は気分を害するかもしれない。(『クライモリ』伝統の強いヒロインではあるが)
自分の父親が若い娘に手を出すとどうなるのか?
この映画はその結末を教えてくれる。